雨あがる 〜コンテンツ〜
●ヴェネチア国際映画祭
●撮影日誌
1999年5月
1999年6月
●作品概要
◎概要
◎黒澤監督の覚書より
●キャスト
★寺尾 聰
★宮崎 美子
★三船 史郎
★檀 ふみ
★井川比佐志
★吉岡 秀隆
★加藤 隆之
★原田美枝子
★松村 達雄
★仲代 達矢
●《七人の侍》たち 〜スタッフ〜
☆監督:小泉堯史
☆脚本:黒澤 明
☆撮影:上田正治
☆撮影協力:斎藤孝雄
☆美術:村木与四郎
☆照明:佐野武治
☆録音:紅谷愃一
☆衣装:黒澤和子
☆監督補:野上照代
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概要
「太陽が沈んだ」と、その死を世界中から惜しまれた偉大な監督黒澤明。彼が最後まで映画化の希望を捨てなかった脚本を、二十八年間助監督として師事した小泉堯史が完成させ、その遺志を継ぎ初監督に挑戦する。
『椿三十郎』『赤ひげ』『どですかでん』と山本周五郎原作の名編がベースにされた黒澤監督の名作群。最後まで映画化に向けて手を入れていた脚本は二本あり、その一本が「なんの花か薫る」「つゆのひぬま」を脚色した『海は見ていた』。そしてもう一本が、短編小説「雨あがる」を脚色した本作『雨あがる』である。
時は絢爛の元禄を経た質実の享保時代。武芸の達人だが不器用で仕官がかなわない武士、三沢伊兵衛とその妻たよ。折からの豪雨が旅の途にある夫婦を宿場町に足止めさせる。二人が泊まる安宿には雨が上がるのを鬱々と待つ人々が大勢いた。そんな彼らの心を和ませようと伊兵衛は妻に禁じられている賭試合で金を都合し、酒や食べ物を振る舞う。人々に笑顔が戻った時、雨もようやく上がった。やっと外に出られた伊兵衛は偶然若侍同士の果たし合いに遭遇してしまい、懸命に彼らを止めるのだった。その一部始終をこの宿場の藩の城主である永井和泉守重明が見ていた…。
黒澤組スタッフとゆかりのものたちの熱い想いが、黒澤明の果たせなかった幻の企画を、今、現実にする。
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黒澤明監督の覚え書きより
これは、主人公とその妻のドラマである。まず、その二人の関係をじっくりと描かねばならない。夫の愛に生きている妻は、そのままの生活で満足している。しかし夫は、貧しい生活が妻を不幸にしていると思っている。もっと出世してもっと楽な生活を送らせようと齷齪(あくせく)している。妻は、そんな夫を見ているのがつらくて、悲しいのに、夫には妻の心がわからない。
時−享保、戦国時代が終わり、次にその反動として奢侈逸楽(しゃしいつらく)を追う元禄時代になる。そして、それに飽きそれを遠ざけて、質実尚武を尊ぶ享保時代が来る。これは、その時代の話である。
見終って、晴々とした気持ちになる様な作品にすること。
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