アンジェラの灰イントロダクション
子供の頃を振り返ると、よく生き延びたものだと思う。
惨めな子供時代だった。だが、幸せな子供時代なんて語る価値もない。
フランク・マコート(『アンジェラの灰』より)
ピュリッツァー賞受賞
世界中が涙した大ベストセラーの完全映画化


042.jpg  フランク・マコートが自らのアイルランドでの貧しい少年時代を綴った『アンジェラの灰』。どこまでも悲惨な時代を愛とユーモアで乗り越えるフランク少年の姿は、瞬く間に人々の心をとらえ、世界26カ国で翻訳、北米だけで400万部、世界で600万部以上という驚異的な売り上げを記録、大ベストセラーとなった。1996年ノンフィクション部門のベストセラー第1位に輝き、翌年には見事ピュリッツァー賞を受賞した。ピュリッツァー賞はジャーナリストや報道写真家、ノンフィクション作家の登竜門である。ニューヨークの高校教師だったマコートが、67歳で生まれて初めて書いた作品で受賞したことは快挙であり、大きなニュースとなって全米を駆け巡った。
 そしてその話題の大ベストセラー『アンジェラの灰』がついに映画化された。監督は「ミシシッピー・バーニング」「ザ・コミットメンツ」「エビータ」のアラン・パーカー監督。躍動感溢れる映像と、観るものを引き込んでいく絶妙のストーリー・テリングで定評ある監督が、原作の感動を見事にスクリーンに昇華させた映画「アンジェラの灰」が、いよいよ待望の日本公開となる。


飲んだくれの父 涙にくれる母
フランク少年と幼い弟たち
アイルランドの悲惨な時代を生きる、
ある少年の真実の記録


088.jpg  世界中に不況の嵐が吹き荒れる1930年代。輝かしい未来を夢見てアイルランドからニューヨークへ渡ったマラキとアンジェラは結婚し、フランク、マラキ・ジュニア、双子のオリバー、ユージン、そしてマーガレットの5人の子供に恵まれた。しかし父に仕事はなく、失業手当でさえ酒につぎ込んでしまう。貧しい生活の中、突然の悲劇が家族を襲う。愛娘マーガレットが死んでしまい、打ちひしがれた家族はアイルランド西部の街リムリックに戻ることを決意する。しかし彼らを待ち受けていたのは、アンジェラの実家の冷たい出迎えだった。さらに過酷な運命が家族を襲い、双子の弟たちも病気で次々と死んでいく。ますます酒に溺れる父。愛する子供たちのために奔走する母。フランク少年はいつでも母を思い、弟たちを助け、くじけず、逞しく成長していく。


何にも負けないフランク少年の強さ
悲惨な少年時代を
愛とユーモアと希望で乗り越える
感動の物語


074.jpg  大恐慌が襲い、誰もが貧しかった時代。どしゃ降りの雨が止まない街、リムリック。街の中心を流れるシャノン川から冷たい風が吹き、狭い路地に雨水が溢れるこの街でフランクは少年時代を過ごした。水びたしの家。穴だらけの靴。6人弟妹のうち3人が病気で死んでしまう。現代の私たちには信じがたいほどの貧困。しかし、たとえどんな悲劇が襲おうとも、フランクはくじけない。11歳にして一家を支えなくてはならなくなってしまったフランクは、家族のためにどしゃ降りの雨の中を走りまわる。ある時は運搬トラックがこぼした石炭を拾うために、ある時は父を探しにパブへ、ある時は生活費の足しに石炭運搬馬車に乗って、フランクはリムリックの街を縦横無尽に走る。フランクには希望があった。早く大人になってアメリカに行き、お金を稼いで家族を助けることを夢見た。そしてフランクには生きる喜びがあった。どんなに貧しい生活でも毎日が楽しかった。路地を駆け回り、映画館に忍び込み、恋をする。明日に向かって疾走する人々を描いてきたアラン・パーカー監督はそんなフランク少年の青春を瑞々しく描き出す。
 ユーモアと希望があれば、人は生きていける。真摯な映像で綴られるリムリックの風景に引き込まれ、観る者はまるでフランクと同じ場所にいるような痛みや悲しみを覚え、同時に悲惨な時代を愛と希望とユーモアで乗り越えるフランク少年の健気な姿に涙し、微笑み、元気づけられる。


15000人から選ばれた
子役たちの見事な演技が涙を誘う
『アンジェラの灰』の感動を
スクリーンに甦らせるべく集まった才能たち


056.jpg  監督は 「ミシシッピー・バーニング」「エビータ」「コミットメンツ」の名匠アラン・パーカー監督。イギリス人でありながら、他国の文化を題材に選び、その根底に流れる普遍的な人間の尊厳を表現してきた。そして今回は1930年代のアイルランドを舞台にした物語を、現代に生きる私達を感動させる大いなる愛の讃歌として描き出している。さらに監督の元に優秀なスタッフが集結した。アラン・パーカーと共に原作を脚色するのは「女と女と井戸の中」「ある貴婦人の肖像」などの女性脚本家ローラ・ジョーンズ。撮影監督には「ミッドナイト・エキスプレス」など多くのアラン・パーカー作品で組んだマイケル・セレシン、美術に「ライト・スタッフ」でアカデミー賞候補にもなったプロダクション・デザイナーのジェフリー・カークランド、衣装に「モル・フランダース」のコンソラータ・ボイル。そして音楽は、自身もアイルランド移民の末裔で自ら名乗り出た映画音楽界の巨人ジョン・ウィリアムズ。フランクの希望の象徴としてビリー・ホリディなどのジャズの名曲を散りばめながら、美しく哀切な旋律で観るものを感動で包み込む。
 そして観る者の心を捉えて離さないのは、この映画の小さな英雄フランク少年を演じるジョー・ブリーン、キアラン・アーウェンズ、マイケル・リッジの見事な演技。彼らは9ヶ所、2ヶ月に渡るオーディションで、15000人の子供たちから選ばれた。悲惨な生活の中でもユーモアを忘れない、前向きで健気なフランク少年の姿が涙を誘う。そして、この物語の要ともいえる母アンジェラには、アカデミー賞2度ノミネートの実力派女優エミリー・ワトソン。今までのエキセントリックな演技とは一転、極貧の生活を静かに耐え、家族を支える母の強さと温かさを力強く演じている。父マラキには、個性派俳優ロバート・カーライル。酒でしか悲しみを癒せない父親の哀愁ある切ない後ろ姿を、印象的に演じている。
イントロダクション
ストーリー
アラン・パーカー
フィルモグラフィー
エミリー・ワトソン
ロバート・カーライル
フランク・マコート
フランク・マコートと原作「アンジェラの灰」
ジョン・ウィリアムズ
「アンジェラの灰」全収録曲
キャスト
スタッフ
アラン・パーカー インタビュー
アラン・パーカー監督自身によるプロダクション・ノート
「アンジェラの灰」の背景
『アンジェラの灰』友の会
アイルランド大使館
トップページ
Asmik Ace Movie InformationAngela's Ash

ホームページへ最新映画製作映画ビデオDVD予告篇メルマガ作品リスト
ゲーム情報リンク集会社案内採用情報お問い合わせ
digital voice

©2000 Asmik Ace Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
アスミック・エース エンタテインメント株式会社