アメリカ初の“労働オペラ”とも、“革命的ミュージカル”とも言われる『クレイドル・ウィル・ロック』の劇作家にして作曲者。

 1905年フィラデルフィアのユダヤ系銀行家の家庭に生まれ、子供のころから音楽の才能を見せ、20代にはヨーロッパでシェーンベルクなどに師事。しかしむしろベルトルト・ブレヒトやクルト・ワイルの作る音楽劇に魅かれる。1935年にはニューヨークで亡命中のブレヒトに会い、その時『クレイドル〜』でモルが歌う「靴下の中の5セント」を聞かせ、励まされたという。
 
 
ブレヒトはこの映画で彼の見る幻影の師として登場。
 ブリッツスタインはゲイだったが、小説家でブレヒトの英訳者のエヴァ・ゴールドベックに恋し1933年に結婚。しかしエヴァは3年後に亡くなってしまう。彼女も彼の見る幽霊としてこの映画に登場している。
 戦後もミュージカルなどで活躍し、52年にはブレヒト=ワイルの代表作『三文オペラ』をアメリカ脚色版で初めてブロードウェイに紹介した。1964年、休暇を過ごしていたマルティニック島で水兵に襲われ謎の死を遂げる。
 
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