| | ディエゴ・リヴェラはメキシコの国民的な画家で、そのラテン的な力強さと社会進歩のメッセージ性に満ちたモダニズムで、20世紀を代表する芸術家の一人。1886年生まれの彼はメキシコ革命の闘志でもあり、その絵画にもその政治上の理想主義が反映している。彼は自由主義者で共産主義を信奉し、トロツキーの支持者だった。
また彼との激しい恋愛を生き、事故で体の自由を失っても絵筆を取り、傷ついた自分の肉体を描き続けた妻も、今では20世紀絵画でもっとも人気のあるアーティストだ−54年に非業の死を遂げたフリーダー・カーロだ。
リヴェラがロックフェラー・センターの壁画の創作を始めたのは、実際には32年だった。
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ネルソン・ロックフェラーはリベラのファンで、以前にはデトロイトにある自動車のフォード社のためにリベラが描いた政治性の強い壁画を擁護したこともあった。
ロックフェラー・センターの壁画のレーニンの顔が問題になったのは、ネルソンの個人的問題よりは、リヴェラの創作現場を取材した記者がこれを派手に書き立ててしまったからだった。
壁画は完成直前の状態で、34年初めに破壊された。幸いリヴェラの助手が詳細な写真記録をとっており、現在ではメキシコ・シティのメキシコ国立絵画美術館に再現されている。
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