| | 1930年スペインでは7年間続いた独裁が終わり、国王も退位してスペイン共和国が成立。リベラル派の政権で民主的な憲法を制定されるが、大地主などの既得権益を改革しきれず政府は弱体化。1936年に左派を中心に人民戦線内閣が成立、ついに地主の解体など社会改革に乗り出すが、軍部や地主はこれを恐れ、7月にフランコ将軍が反乱を起こす。
フランコはただちにドイツとイタリアの援助を受け、スペインは自由主義対ファシズムの最初の戦場となった。しかしフランスもイギリスも戦争の拡大を恐れて介入せず、独伊両国の最新鋭兵器を前に共和国軍は苦戦を強いられた。空爆で無残に破壊された都市を描いたのがピカソの代表作『ゲルニカ』だ。
国のレベルではソ連以外のあらゆる国がスペイン共和国を見捨てたとしても、世界中の良心的な知識人や左翼の運動家はそうではなかった。国際義勇軍にはヨーロッパ各国やアメリカから理想主義的な若者たちや、多くの知識人・芸術家が参加した。 | | |
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アーネスト・ヘミングウェイはこの体験をもとに『誰が為に鐘は鳴る』を書き、記録映画作家ヨリス・イヴェンスと共に『スペインの大地』を製作、ヘミングウェイのナレーションを一度はウェルズが録音(結局ヘミングウェイ本人が吹き替え)、ブリッツスタインは音楽を提供した。フランスの作家アンドレ・マルローも参戦し、小説『希望』を書き映画版を監督。報道写真家のロバート・キャパはこの最前線で代表作『崩れ落ちる兵士』を撮る。
しかし国際義勇軍は重要な援助国だったソ連のスターリンによる内部粛正もあって弱体化、39年についにマドリッドが陥落。その後スペインは1975年までフランコの軍事独裁政権下に入る。ちなみに国際オリンピック委員会のサマランチ会長はフランコの元側近。
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