誘拐犯
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個性派たちが白熱の共演
誘拐犯主演に『トラフィック』でアカデミー賞助演男優賞を獲得、その他各映画賞をも総ナメにした現在最も旬の性格俳優、ベニチオ・デル・トロ。寡黙で冷徹な誘拐犯の肖像を圧倒的な存在感で体現している。相棒役には『54』の若手注目株、ライアン・フィリップ。ベニチオとは対照的に、無軌道な若者役を狂犬の如き迫力で演じ切る。そして『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のジュリエット・ルイス。秘密を隠した代理母の、母性と打算が入り混じった複雑な心情を鮮やかに浮かび上がらせている。その他脇役も曲者揃い。70年代アクション映画の顔、『ゴッドファーザー』のジェームズ・カーン。同じく70年代の犯罪映画の名脇役、『冷血』のスコット・ウィルソン。ジュリエットの実父であり、イーストウッド映画の常連ジョフリー・ルイス。『TATARI』の若手黒人俳優テイ・ディッグズ。『英雄の条件』のニッキー・カットらが適所に配され、見応えある駆け引きを繰り広げる。
監督・脚本は、クリストファー・マックァリー。精密に構築されたプロットと予想を裏切り続けるストーリー展開の面白さはこれまでどおりだが、凄惨を極める驚愕のクライマックスについては、全米映画評も真っ二つに分かれ、大きな議論を呼んだ。製作は『ユージュアル〜』に引き続き、マックァリーの盟友ケネス・コーキンが手掛けている。
Privious

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