
◆ホロファニア Holofernia◆
原作でこの役は男性だが、映画化に当たってブラナーは女性に変えた。その訳をマキューアンが説明する。「熟年の慈しみ合う恋、互いの知性に対する敬意を表せるから。性別は変わっても、シェイクスピアが描写したように言語と各々の言葉を愛し、ラテン語を引用するのが好きな“学者ぶるタイプ”で、ものすごく大げさな言葉を使う。彼女は30年代の円熟期を迎えた女性で、時として少し高慢ちきにも思える、とても独立したキャリア・ウーマンなの」
◆プロフィール◆
1932年5月9日イギリスのオールド・ウィンザー生まれ。イギリスで最も愛され、尊敬されている女優の1人で多彩なキャリアを誇っている。ケネス・ブラナーとの仕事上のつきあいも長く、ブラナー監督処女作『ヘンリー五世』(89)ではアリスを演じた。また、ルネサンス・シアター・カンパニーの「お気に召すまま」ではブラナーの招きで演出家デビューを飾った。舞台経験は長く、多くの賞を獲得してきた。ロイヤル・ナショナル・シアターの「世の習い」でイヴニング・スタンダード・ドラマ・アワード女優演技賞や「恋敵」でのイヴニング・スタンダード・アワード主演女優賞など。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーとは「十二夜」、「空騒ぎ」、「ハムレット」など、60年代はローレンス・オリヴィエのナショナル・シアター・カンパニー団員となり主演女優として多くの作品で共演した。映画は53年に『あっぱれお嬢さん』(TV放映)でデビュー、以降はオリヴィエ共演作“Dance of Death”(68)、ケヴィン・コスナー共演作『ロビン・フッド』(91)、シェイクスピア原作の映画化『タイタス』(99)などに出演している。TVもイギリス・アカデミー賞TV部門主演女優賞を獲得したビーバン・キドロン監督作“Oranges Are Not the Only Fruit”(90)など数多い。
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