
中尾木綿子(フリーライター)
シェイクスピアと聞いただけで逃げだしたくなった、あなた。この映画に出会えて、ほんとうによかった。
ハムレットやオセローといった悲劇を数多く書いて、演劇の神様のように言われているシェイクスピアだけど、一方では軽やかで賑やかな喜劇もたくさん書いている、いたずら心でいっぱいの素敵な文豪先生なのだ。彼の好んで書くのは、恋の行き違いや女性にやりこめられる哀れで幸福な男たち。古今東西どこにでもある人間模様を描いているので、私たちにも思い当たるフシがいくらでもある話だ。
それなのにやけに難しく感じるのは、内容は誰でも知っているものとして作品化されるから。もっと説明してよ!と言いたくなって当然。でも、ちょっとした基礎知識さえあれば、シェイクスピアは単純明快、しかも感動のツボがいっぱいのエンタテインメントになることうけあいだ。だから、まずは基礎知識をお勉強。素朴な疑問を手がかりにして、シェイクスピアをお気に召すままに楽しもう!
◆Q:『恋の骨折り損』は、いつごろの作品?
◆Q:ナヴァールってどこ? 登場人物にモデルはいる?
◆Q:この原作は有名なの?
◆Q:シェイクスピアをミュージカル映画にしちゃうなんて?
◆Q:「生きるべきか死ぬべきか」みたいな名台詞はある?
◆Q:なぜ学問のために女絶ちまでする?
◆Q:4人の男性が別々に4人の女性に恋するなんて、ありえないのでは?
◆Q:「12ヶ月は芝居には長すぎる」ってどういう意味?
◆Q:ケネス・ブラナーはビローン役だけど、本当は誰が主人公?
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