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上映劇場
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犯罪と繁栄の大都会ニューヨーク、クイーンズ区。仲間をかばい車の窃盗で服役していたレオ(マーク・ウォルバーグ)が、刑期を終えて帰ってきた。厳しい保護監察下だが、女手ひとつで育ててくれた病弱な母ヴァル(エレン・バースティン)にこれ以上心配を掛けまいと、人生をやり直す決心をしていた。レオは母の妹キティ(フェイ・ダナウェイ)の再婚相手フランク(ジェームズ・カーン)の下で新しい職に就き、長年の友人ウィリー(ホアキン・フェニックス)と彼の恋人でキティの娘でもある従妹のエリカ(シャーリーズ・セロン)とも再会を喜びあった。叔父フランクはニューヨークの地下鉄修理などを請け負う大手、エレクトリック・レール社を経営していた。フランクの下で働くウィリーは、かなり羽振りがいいようだ。ウィリーがエリカにそっと指輪を贈る様子を見守るレオ。エリカと結婚すれば、フランクの片腕として将来も約束されるだろう。レオはフランクに、ウィリーと同じ仕事がしたいと相談する。
早速ウィリーは、地下鉄工事の入札が行われる区庁舎にレオを連れて行く。だがそこは陰謀、賄賂、裏工作が横行する、文字通り大都市の地下に蠢く暗部であった。NYの地下鉄事業で生き抜くためには、区長のマイダニックや交通局のグラナダやラザリデスらと汚れた関係を続けなければならない。フランクは彼らとともに政財界を牛耳り、甘い汁を吸っていた。エレクトリック・レール社のライバルは、ウェルテック社。ウィリーの仕事とは、グラナダたちに金を掴ませ入札を確保すること。打合せ通り、今回もエレクトリック・レール社が大きい仕事を獲得した。入札後、ウェルテック社のヘクトルが近づいてきて、ウィリーにフランクと手を切るように誘いをかける。相手にしないウィリーに、同じ黒い髪を持つヘクトルはスペイン語で言い放つ。「所詮おまえは、白人にはなれない」
ある晩、レオはウィリーに誘われサニーサイド操車場へと向かった。チンピラ仲間のレイモンドたちとウェルテック社が修理した車両をいじり、信用を落とすのだ。ウィリーはいつも通り操車場のゴルウィッツ主任に“贈り物”をちらつかせ、工作を見逃してくれるよう頼むが、彼はウェルテック社に寝返っていた。計算外の事態に動揺したウィリーは、持っていたナイフで誤って主任を刺してしまう。一方、見張り役のレオは、警報で駆けつけたリフキン巡査を殴打してしまう。気を失った巡査を残して逃げるレオ。ただ“有益な”人間になりたかったレオの歯車が、少しずつずれていく…。
翌日のマスコミは、地下鉄操車場殺人事件で持ち切りだった。主任は失血死、巡査は昏睡状態。フランクに相談することもできず窮地に追い込まれたウィリーはレイモンドとともに、生き証人である巡査を抹殺しなければならないとレオに拳銃を渡す。今度捕まれば終身刑だが、レオが殺れなければレイモンドがレオを殺る。病院に潜り込むが、始末をつけられず逃げ出すレオ。親友のウィリーさえ、もはや信じられない。
フランクが事件の真相を知ったとき、事態は深刻になっていた。意識を回復した巡査の証言で、レオに殺人容疑がかかる。捜査の手はフランクの身辺にも及んできた。下手に動けば汚職の事実が明るみになり、殺人事件も絡めば完全に身の破滅だ。選挙を控えた区長たちは、手のひらを返したようによそよそしい。近々事件についての聴聞会が開かれる。厄介なレオを早く何とかしなければ、自分たちの立場が危うくなる。
捜査網をかい潜り密かに病いの母の元に戻ったレオは、身の潔白を訴える。伯母の看病にきていて話を聞いたエリカは、ウィリーに疑念を抱く。一方ウィリーは、フランクから、レオとエリカがかつて関係があったと聞かされ動揺する。仲が良かった3人の関係は、突き崩されていく。エリカは、レオを助けてくれるよう継父フランクに頼み込む。反抗的だった義娘が涙ながらに跪く姿に、フランクは重い口を開いた。「レオの所に案内してくれ」
憔悴しきったウィリーは、ヘクトルに連絡をとろうと受話器を取った。
そして聴聞会の日、思いも寄らない人物が、“沈黙の掟”を破ろうとしていた…。
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